志摩国七福神霊場・四天王病封じ霊場
仏典仁王般若経に「七難即滅七福即生」と言う文句がありま
す。七福神は、これから生まれたと言います。ところで七難の方
はと言うと、天変地異や天下国家の難から、私共の身近の災難ま
で色々の難がありますが、大難はさておき、私達の身の上での一
番の関心の高い難は病気です。一生無病息災で過ごせる事ほど幸
せなことはありません。招福と攘災は表と裏といえましょう。
そこで当霊場は招福と諸病封じの両者を併せ祈願出来るよう
「幸せと健康への旅立ち」をキャッチ・フレーズに昭和62年
12月、四ヶ寺で開設されました。
各霊場
山号・寺号 | 七福神 | 病気封じ | 住所 |
---|---|---|---|
法雨山大慈寺 | 弁財天 布袋尊 |
がん封じ 足腰弱り止め |
志摩市大王町波切409 TEL 0599-72-0089 |
神護山仙遊寺 | 大黒天 毘沙門天 |
ぼけ封じ | 志摩市大王町波切6 TEL 0599-72-0708 |
正宝山本福寺 | 寿老人 福禄寿 | 中気封じ | 志摩市阿児町立神2047 TEL 0599-45-2613 |
青峯山正福寺 | 恵比寿神 | 厄災封じ | 鳥羽市松尾519 TEL 0599-55-0061 |
七福神朱印色紙 | 四天王病封じ朱印色紙 |
朱印済み色紙七福神・四天王病封じ共 1枚2、000円 団体参拝の場合、各霊場にご予約下さい。
大慈寺霊場=大慈殿(招福・癌封じ・健脚・足腰弱り止め)
招福祈願(七福神)
弁財天(めぐみ弁天)
弁財天は、サースパティーと言ってインド一の美人の水神さまです。一説にはインダス川を神格化したものであるとも言われています。この女神は汚れを洗い流し、福徳、名誉を与え、勇気と子孫を恵むと言う。のち言葉や音楽を司る神、ヴァーチ神と同一化され学問、技芸の神、雄弁と知恵の保護神としても広く信仰されるようになりました。
お姿は、お手が八臂で武具等を持ったお姿と二臂で琵琶を持ったお姿の二つがあります。これは二つの神格が同一化された名残かもしれません。
当山では鎮守神としておまつりされていますが、「めぐみ弁天」として豊穣と学芸にご利益があります。
布袋尊(さすり布袋)
布袋尊は、中国に実在した契此(かいし)という禅僧です。弥勒菩薩の化身と信じられ、また吉凶を予知する能力に長けていたと言われています。太っ腹で私たちに笑いの徳を授けて下さいます。
当山の布袋尊は、「さすり布袋」と言われ、お腹や背中の福袋をさすり招福祈願をして下さい。また身体の悪いところをさすると健康祈願にもなります。
病気封じ祈願(癌封じ、健脚・足腰弱り止め)
ねがい千手観音(大慈殿ご本尊・癌封じ・健康祈願)
当山霊場(大慈殿=旧本堂)内のご本尊は、「ねがい千手観音」さまです。この観音さまは、先住職典嶺和尚の妻秀森潤子の発願により平成元年に当山におまつりされました。
潤子は、三十五歳の時乳がんを発病。一心に観音さまに祈願し無事平癒。六十八歳の時、西国三十三ヶ所観音霊場巡礼の砌、満願の谷汲山の門前にてこの観音さまにであい当山にお迎えしました。以来ますます観音さまの恩徳に報謝し九十一歳の長寿を全うすることが出来ました。
当山では、その因縁から神農医薬王と併せて、癌封じ健康祈願の菩薩としておまつりされています。
神農医薬王(癌封じ・健康祈願)
神農は、古代中国伝承の三皇五帝の一人で、黄河流域で民に農耕を指導し薬草を教えた医薬の神さまとして信じられています。当山では、腫れもの封じ(癌封じ)、健康祈願の神さまとしておまつりされてきました。
牛頭天王(足腰弱り止め・健康祈願)
牛頭天王は、インド祇園精舎(お釈迦様の修行道場)の守護神と言われています。日本ではスサノオノミコトと習合しました。その威力から疫病・病気封じの神さまとして、祇園さん、天王さんとして日本各地におまつりされてきました。当山では足腰弱り止め、健康祈願の神さまとしておまつりされています。
韋駄尊天(健脚・足腰弱り止め祈願)
インド、ヒンドゥー教の軍神スカンダが仏教に取り入れられイダテンと言われるようになりました。
お釈迦さま涅槃の時、仏舎利を盗んだ鬼を猛スピードで追いかけ取り戻したと言われています。またお釈迦さまのために方々駆け巡って食物を集めたことから「御馳走」という言葉が生まれたとも言われています。
仏教では、厨房や僧坊を守る護法神とされ、足の速い健脚の代名詞とも言える神さまです。
健脚・足腰弱り止め祈願草鞋
参拝
団体参拝は、前もってご予約下さい
団体祈祷料(法話付)1名350円
大慈寺 TEL 0599-72-0089 FAX 0599-72-0103